老朽化した基幹システムの再構築に合わせた管理業務の効率化プロジェクト
プロジェクトの概要
・15年以上前に導入した基幹システムのリプレース
・過去に一度、初期投資が高額になりすぎて、再構築を断念した経緯あり
・今回のプロジェクトでは、過去の轍を踏まない様、投資額の抑制も狙う
・イレギュラー対応や手続きのやり直しが業務の効率化を阻害
・各部署には多くの紙帳票が残存していた為、ペーパーレス化も推進
目次
Subject~業務領域~
プロジェクトの対象領域。他に業界特有の管理業務も対象に取り組む
Project~プロジェクト概要と支援の全体像~
プロジェクト期間は約2.5年。
プロジェクトの各フェーズの目的に合わせて、コンサルティング体制の濃淡をつけながら、最初から最後まで一気通貫でコンサルティングを実施。
Output~代表的な成果物~
構想策定フェーズでは、新システム構想をまとめたRFP(本編・約100頁)を策定。※策定した成果物の一部(イメージ)を以下に掲載
新システム全体像
- サブ・システム間を流れる主な情報を記載し、各サブ・システムの関係を明記した資料
- 加えて、対象範囲と既存システムとの関係を明らかにする意味もある
データモデル(概念E-R図)
- 主な業務情報の相関関係(1:Nなど)を明記した資料
- 特にスクラッチ開発の場合、各社の業務内容に適したシステム開発を進める上で、まさに“背骨”にあたる内容
業務・機能体系図
- 各々の主要管理業務について、業務・機能の構造と一覧をまとめた資料
- 加えて、各機能の概要についても規定
業務データ・処理フロー
- 各主要業務について、処理の流れと利用者、利用する業務データ、主な管理帳票などの関係をまとめた資料
- 業務フローの中で「どの部分をシステム化するのか」を業務プロセスレベルで検討し、規定
新業務フロー図
- 業務データ・処理フロー図を更に詳細に落とし込んだ資料
Result~プロジェクトの成果~
クライアント企業のプロジェクトメンバー、ITベンダーの開発チームと一致団結してプロジェクトを推進した結果…
- 最も効率化を阻害していた手続きのやり直しやイレギュラー対応を大幅に削減
- 上記の結果)対象業務の業務効率が約30%向上(クライアント企業の試算・推定値)
- 営業部門のペーパーレス化
- 基幹システム再構築の初期投資を過去の中断プロジェクトの約1/3に抑制
- グループ会社の基幹システムを統一する為の基盤が確立